七君が亡くなって2年・・・

犬・腎不全という病気 comments(16) trackbacks(0) viva1682

9月11日!この日はアメリカ同時多発テロがあった日です。しかし、我が家では愛犬の七君が闘病の末に天国に旅立った日でもあります。世界中の人が天に祈りを捧げるので、きっと七君もビックリしているのでは?
我が家でもお線香を焚いてお祈りをしました。

七君と会えなくなって2年が過ぎます。
しかし、私達夫婦の心の中には七君との楽しかった生活の想い出と、どうしても亡くなる当日の辛い状況が頭から離れません。
2年も経つのにいまだに苦しいものなんだなぁとしみじみ感じます。それだけ家族の一員だったんですね。まだ新しいワンちゃんを迎えようという気にはなれません。



ブログを読んだ方から励ましの書込みや同様の病状で悩んでいらっしゃる方からの書込みが絶えません。どれだけ愛犬に皆様が愛情を注いでいるのかが痛いほど共感出来ます。また腎不全はワンちゃんにとってどれだけ厳しい病気かという事も感じます。

おそらく介護の末に愛犬が亡くなると、自分を責めてしまうのではと思います。自分がそうだったのですが、治療方針は間違っていなかったかとか、もっと何かやってあげられる事はなかったのかとか、もっと早く異変に気がついてあげられなかったのかとか・・・・

でも、飼い主が色々考え悩んだ末にとった行動や対処方法が結局はベストであり、それに間違いは何もないのだという事を七君が亡くなり2年経過してやっと私は理解しました。だって、人間と同じように透析や移植等の治療方法が現実的ではないのだから、大病にかかれば江戸時代の人間のようなものです。それぞれのワンちゃんの生命力にも影響されるかと思います。

同じような状況で悩んでいる飼い主の皆様、不幸にして愛犬を亡くされた方、どうか自分を責めるのはだけ止めて下さいね。

七君が天国に旅立って2年目に感じた事を書かせて頂きました。


JUGEMテーマ:ペット

犬の腎不全・尿毒症について思うこと(2)

犬・腎不全という病気 comments(2) trackbacks(0) viva1682
それにしても突然発症して天国へ旅立つという約20日間、そして今でもずーっと解決出来ない疑問があります。

それは何故うちのワンチャンが腎不全になったのか、また原因は何なのかという事です。これに答えてくれる先生はいませんでした。

そもそも、急性腎不全だったのではと素人的には思うのですが、病院の先生に聞くと必ずしも急性とは言い切れないと言います。では慢性だったのかと聞くと、それは考えにくいと言います。じゃあ、いったい何なの?あっという間に天国に旅立ったのに急性とは言いきれない?

どうも急性腎不全の原因は、おおまかに腎前性、腎性、腎後性の3種があるらしい。極論すれば、腎前性は腎臓より上位器官(心臓等)に問題がある場合で、腎後性は腎臓より下位器官(尿路等)に問題がある場合のようです。腎性は腎臓自体に問題がある場合です。この原因と問題点さえ取り除ければ腎臓機能は損傷していても症状を緩和させ生活は出来るまでに快復させる可能性が高まります。
しかし、先に書いたとおりに病院の先生の回答はあやふやでした。

どうも医学書的には3種の原因をさらりと掲載してますが、実際はこれを診断するのはとても難しい事のようです。MRIやら胃カメラやら細胞生検やら色々な検査(いわゆる高度医療検査等)をして初めて結論を出せるものらしいです。通常、腎不全で緊急入院をするようなワンチャンは深刻な状態なので、体力的にも時間的にもこんな検査を受ける余裕はないはずだと思います。

結果、先生としてはきちんとした精密検査をしていないので安易に急性だとか慢性だとかは言えないのだと思います。おそらく高度医療技術を持つ大学病院等以外で簡単に原因を断定する先生はむしろ信用出来ないのかもしれません。(ただ、経験則からの断定は可能かと・・・このあたりにベテラン先生という解釈が成立します。)

インターネット等で情報を求めてさまうと医学書的回答は多々あって、いかにも検査及び治療が可能かのように書かれています。しかし、実際の現場医療事情からの回答はほとんど書かれていません。(実際には出来る事と出来ない事がある!)また飼い主が先生の診断・処置に不安を持ちセンカンドオピニオン等する理由はこんなところにあるのでは・・・

うちのワンチャンの先生は、言葉は少なめでぶっきらぼうな所がありますが、入院4泊5日の間に飼い主にいちいち断る事なく黙々と出来る範囲の検査をしてくれていました。このあたりは本当に感謝です!
先生の断片的発言をまとめると、「急性腎不全に思えるが13歳半という年齢を考えると老齢によるものとも考えられる。ただ、他の臓器には特に大きな問題は見受けられないので腎臓単体の悪化と考える。また腎臓機能悪化の原因特定は出来ない。」という事でした。最初はなんで原因特定してくれないのだと先生の治療に疑問を感じたりもしましたが、色々調べれば、今回の先生の診断結果はまことに正確なものだと思いました。

話は変わりますが、腎臓単体の問題だとすると、実は治療方法は決まってきます。つまり人工透析か腎移植です。しかし、これとて術後の生存率というか生存期間はさほど高くないというのが実情みたいです。また費用も飼い主の肉体的・精神的苦労も相当のものになるはずです。しかも人工透析や腎移植が出来る病院は数限られてきます。

あと、うちの子の腎不全の直接原因なのですが、今まで書いてきた通りに実際はなかなか特定する事が難しいのだろうと思いますが、おそらく細菌感染が濃厚ではと私は考えております。うちの七君はかなり歯槽膿漏が進行しておりました。この細菌が体内に回り腎臓に多大なる影響を及ぼしたのでは・・・・これは私の勝手な推測ですが、今年4月頃に歯が抜け落ちたりした事や、丁度その時期の健康診断時にほんのわずかですがBUNの値が基準値を超えた事を考えると、先生の診断結果に細菌感染という要因を加えると、すべてのつじつまが合うような気がします。
と考えると何故歯にもっと注意をしてあげていなかったかという事を今はとっても後悔しています。私の知り合いのワンチャンは歯のケアを特にしてもらわず、しかもボロボロ状態でも元気に19歳まで生きました。必ずしも歯のケア不足が腎不全を起こすとは言い切れませんが、悪影響の要因となる気がします。

ワンチャンの歯は基本的に毎日ケアしてあげるのが、大切な命を守る一つの鍵ではないかと思います。

今になってあれやこれやと考えると、うちのワンチャンの場合はホスピス治療をメインに自身の快復力に期待する自宅+通院治療が現実的で最高の治療方針であり、けっして間違った選択ではなかったんだと考えるようになりました。出来る事なら快復方向へ向かって欲しかったのですが残念でたまりません。未だ大切なパートナーを失った喪失感からは脱する事ができてはおりません(>_<)

七君♪

          ↑
今年正月の初詣の時(元気いっぱいの七君)

JUGEMテーマ:ペット
 

犬の腎不全・尿毒症について思うこと(1)

犬・腎不全という病気 comments(47) trackbacks(0) viva1682
うちの13歳半年のトイプードルが突然2011年8月23日に腎不全に尿毒症を併発して9月11日に天国へ旅立つという、あまりにも急で悲しい出来事を体験して、実はしみじみと思った事があります。

それは・・・・・・

この情報化社会においても本当に欲しい情報が得られなかった!

という事につきます。

例えば、うちの子は病気発症して即入院となった時(8/23)の血液検査で、BUN:90 、クレアチニン:3.7でした。そして、退院時(8/27)はBUN:158.4 、クレアチニン:8.0という数値に悪化してました。この数値は健康時の基準値を大幅に上回るとんでもない数値だとは分かります。(本当はこの数値にも関わらず退院を即座に承諾した病院の先生の本意をこの時点で理解するべきでしたが、私達夫婦はまだ病気は必ず治せるものだと信じていました。)

うちの子が病気になって、正直、私達夫婦が一番知りたいのは、この数値の意味するところです。つまり、この数値はもう絶望的なのか、それとも快復の可能性があるのか、養生すれば延命出来るのかという事でした。

しかし、どの腎不全と闘う飼い主さんのサイトや実際の動物病院の先生が回答するQ&Aサイトにも書かれておりませんでした。

腎不全と闘う飼い主さんのサイトでは、自宅治療と通院の効果で数ヶ月〜数年も、また完全回復して元気になっている記事が多々あります。しかし、よくよく記事を読むと、さすがにうちの子のようなBUN:158.4、クレアチニン:8.0なんて子は見かけませんでした・・・特にクレアチニン:8.0は・・・

また、動物病院の先生が回答するQ&Aサイトでは、うちの子ほどではないにしろ基準値を超えたデータを出して相談されてるケースを多々見受けました。しかし、どの先生も、「希望を捨てずに、治療をしてがんばりましょう。」と回答されているだけで、けっして覚悟を求める回答をされる先生はいらっしゃいませんでした。

私達がうちの子の治療をお願いしていた病院の先生にも当然教示を請いましたが、やはり回答は、「数値的には相当危険です。でも最終的にはワンチャン自身の快復力と運命的なものにもよります。」とのアバウトさでした。(たぶん現実的ではありませんが、人工透析や腎移植が必要なレベルだったのだと思います。)

何故なんだろう?

確かによくよく考えれば、この医療の世界に絶対はないのだと思います。なにしろ、奇跡的快復(腎臓自体の快復は無くても、更なる悪化が抑えられ生存するという意味ですが)もケースとしては当然ある訳ですから・・・・病院の先生も「治る」「治らない」「死が近い」等の断言をする事が出来ないのだと思います。また極論すれば医療訴訟を恐れたり、先生自体が診断を断定出来ない事情があるのかもしれません。

腎不全には通常4つのステージがあるそうです。そして、第4ステージがいわゆる末期と判断されるのですが、このステージは腎臓機能の損失度で分けられているだけで、けっしてBUNやクレアチニンの値では判断されていないようです。という事は、腎臓を生検でもしない限りは実際は末期かどうかは分からないのではという気がします。体力が弱っている子に生検は当然無理だし、結局我々飼い主は血液検査データだけで右往左往してしまう事になってしまいます。また先生もここまでの検査をしない限りは診断を断定するのも難しいのかと思います。

せめて経験値としてでも4ステージに対応する各々の血液検査データ参考値を表示して、さらに出来れば、生存率も記載してもらえればと心から思いました。それが愛するペットへ一番最適な治療(延命・終末治療にかかわらず)を選択してあげられる事につながるんだと思います。

実は私達はインターネットで、他の飼い主さんの一生懸命の闘病記事を見て強制給餌等も試みたりもしました。それは食べないと死んじゃうという強迫観念があったからです。また頑張って生きているワンチャンはなんだかんだ言っても食べているからです。そして食べるから経口投薬も出来ていると・・・・
でも、うちの子は病気になってから食べると嘔吐する状況でした。きっと無理矢理食べさせられて辛かったのじゃないかと心から後悔しております。うちの子は食べないのではなくて食べられないのだと途中で気がつきました。私達は一時にせよ、強制給餌というとても残酷な事をしてしまったのかもしれません。その後は緩和治療に心がけ、治癒力向上と自然快復を目指す方針にしました。そして、最悪でも終末まで苦しみや辛さを緩和させてあげたいと願いました。

血液検査データ値に判断基準がないだけに、インターネットでの闘病記事等を参考に飼い主が独自判断で実施する治療行為は、場合によってはワンチャンをとても苦しめるだけという事もありうるのだと切実に思いました。

今の現場での動物治療は血液検査データだけで末期かどうかの判断は出来ないのだと思いますが、症状から考えると、多分うちの子は間違いなく末期腎不全だったのだと思います。末期で終末を迎える子に、末期だとは分からずに治してあげたいという一方的な気持ちから辛い事もしてしまいました。せめてもっと飼い主だけではなくて先生方も判断をしやすくなるような経験値レベルでのデータが公開されればなあと心から思いました。

七君

       ↑
病気になる前の元気な時の七君♪

JUGEMテーマ:ペット
 
無料ブログ作成サービス JUGEM