犬の腎不全・尿毒症について思うこと(2)

犬・腎不全という病気 comments(4) trackbacks(0) viva1682
それにしても突然発症して天国へ旅立つという約20日間、そして今でもずーっと解決出来ない疑問があります。

それは何故うちのワンチャンが腎不全になったのか、また原因は何なのかという事です。これに答えてくれる先生はいませんでした。

そもそも、急性腎不全だったのではと素人的には思うのですが、病院の先生に聞くと必ずしも急性とは言い切れないと言います。では慢性だったのかと聞くと、それは考えにくいと言います。じゃあ、いったい何なの?あっという間に天国に旅立ったのに急性とは言いきれない?

どうも急性腎不全の原因は、おおまかに腎前性、腎性、腎後性の3種があるらしい。極論すれば、腎前性は腎臓より上位器官(心臓等)に問題がある場合で、腎後性は腎臓より下位器官(尿路等)に問題がある場合のようです。腎性は腎臓自体に問題がある場合です。この原因と問題点さえ取り除ければ腎臓機能は損傷していても症状を緩和させ生活は出来るまでに快復させる可能性が高まります。
しかし、先に書いたとおりに病院の先生の回答はあやふやでした。

どうも医学書的には3種の原因をさらりと掲載してますが、実際はこれを診断するのはとても難しい事のようです。MRIやら胃カメラやら細胞生検やら色々な検査(いわゆる高度医療検査等)をして初めて結論を出せるものらしいです。通常、腎不全で緊急入院をするようなワンチャンは深刻な状態なので、体力的にも時間的にもこんな検査を受ける余裕はないはずだと思います。

結果、先生としてはきちんとした精密検査をしていないので安易に急性だとか慢性だとかは言えないのだと思います。おそらく高度医療技術を持つ大学病院等以外で簡単に原因を断定する先生はむしろ信用出来ないのかもしれません。(ただ、経験則からの断定は可能かと・・・このあたりにベテラン先生という解釈が成立します。)

インターネット等で情報を求めてさまうと医学書的回答は多々あって、いかにも検査及び治療が可能かのように書かれています。しかし、実際の現場医療事情からの回答はほとんど書かれていません。(実際には出来る事と出来ない事がある!)また飼い主が先生の診断・処置に不安を持ちセンカンドオピニオン等する理由はこんなところにあるのでは・・・

うちのワンチャンの先生は、言葉は少なめでぶっきらぼうな所がありますが、入院4泊5日の間に飼い主にいちいち断る事なく黙々と出来る範囲の検査をしてくれていました。このあたりは本当に感謝です!
先生の断片的発言をまとめると、「急性腎不全に思えるが13歳半という年齢を考えると老齢によるものとも考えられる。ただ、他の臓器には特に大きな問題は見受けられないので腎臓単体の悪化と考える。また腎臓機能悪化の原因特定は出来ない。」という事でした。最初はなんで原因特定してくれないのだと先生の治療に疑問を感じたりもしましたが、色々調べれば、今回の先生の診断結果はまことに正確なものだと思いました。

話は変わりますが、腎臓単体の問題だとすると、実は治療方法は決まってきます。つまり人工透析か腎移植です。しかし、これとて術後の生存率というか生存期間はさほど高くないというのが実情みたいです。また費用も飼い主の肉体的・精神的苦労も相当のものになるはずです。しかも人工透析や腎移植が出来る病院は数限られてきます。

あと、うちの子の腎不全の直接原因なのですが、今まで書いてきた通りに実際はなかなか特定する事が難しいのだろうと思いますが、おそらく細菌感染が濃厚ではと私は考えております。うちの七君はかなり歯槽膿漏が進行しておりました。この細菌が体内に回り腎臓に多大なる影響を及ぼしたのでは・・・・これは私の勝手な推測ですが、今年4月頃に歯が抜け落ちたりした事や、丁度その時期の健康診断時にほんのわずかですがBUNの値が基準値を超えた事を考えると、先生の診断結果に細菌感染という要因を加えると、すべてのつじつまが合うような気がします。
と考えると何故歯にもっと注意をしてあげていなかったかという事を今はとっても後悔しています。私の知り合いのワンチャンは歯のケアを特にしてもらわず、しかもボロボロ状態でも元気に19歳まで生きました。必ずしも歯のケア不足が腎不全を起こすとは言い切れませんが、悪影響の要因となる気がします。

ワンチャンの歯は基本的に毎日ケアしてあげるのが、大切な命を守る一つの鍵ではないかと思います。

今になってあれやこれやと考えると、うちのワンチャンの場合はホスピス治療をメインに自身の快復力に期待する自宅+通院治療が現実的で最高の治療方針であり、けっして間違った選択ではなかったんだと考えるようになりました。出来る事なら快復方向へ向かって欲しかったのですが残念でたまりません。未だ大切なパートナーを失った喪失感からは脱する事ができてはおりません(>_<)

七君♪

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今年正月の初詣の時(元気いっぱいの七君)

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コメント一覧

こんにちは。

すごくよくわかります!
実は、私はインドネシア在住でして
動物医療は、驚くほど遅れています。
なので、飼い主の私が原因や治療法などを
調べ尽くして把握しておかないと大変なことになります。orz

うちの子も、最初は「急性糸球体腎炎」との診断でしたが、生体検査(腎臓に針をさして細胞を取り調べる。)をしないと解らないと言われました。
しかし、退院後2週間で今度は「慢性腎不全」に移行したとのこと。
腎臓病は本当に複雑な病気なので
腎臓病と診断されたら、腎臓病に強い病院へ転院する方が絶対に良いと思いますね。

それから、2年前に急性腎不全からの尿毒症で
愛犬を亡くしました。
入院中の旅立ちでした・・・

  • メガさん
  • 2011/10/01 2:53 PM

> メガ様

日本でも、もしかしたらインドネシアの動物医療事情とあまり変わらないかも・・・確実に腎不全かどうかや糸球体腎炎かどうかも生体検査しなきゃ分からないと医者に断言されましたから・・・しかも死を前提とした「解剖」という単語まで医者の口から出てきましたので(^^ゞ

どうも日本は血液検査結果が悪ければ入院+静脈点滴を数日実施して、さらに悪化すれば覚悟を決めるように促される感じです。入院の結果、落ち着けば自宅補液+通院に加えて食事療法+経口薬で一生涯治療となるパターンがほとんどです。

しかし、愛犬を亡くすというのはこんなにも辛いものだと初めて経験しました。(初めての子だったもので・・・)
メガ様の入院中の旅立ちというのは相当辛かったのではと心中お察し申しあげます。

  • 管理人hiroさん
  • 2011/10/01 5:24 PM

はじめまして。肝臓の病気で検索していたらたどり着きました^^読ませていただきとても勉強になりました&#8252;実は半年前から心臓病で薬は飲んでたのですが、今日嘔吐と下痢で病院にいったらBUN140.CRE4.7で即入院と言われました。なんの知識もなくて今色々調べているのですが病名などは言われていなくて肝不全なのか?と今思っています。心臓病には点滴はよくないけど今の状態だと点滴は必要と言われ点滴の影響で死に至るのではないか心配で眠れません::ブログを読ませていただいて寿命を把握した上で治療をやめることも視野にいれていかないといけないと思いました。ありがとうございました。

  • ななさん
  • 2017/04/11 2:35 AM

> なな様

人間に対する療法がワンちゃんには難しいという現実を考えると、臓器・循環器系が悪くなった場合には進行しないようにケアする事と早期発見が大切なんだろうなと最近は考えるようになっております。
獣医さんも経験的な事は言えても何かと断言する事が出来ないのだと思います。飼い主側はどうしたら良いのかを本当は獣医さんから聞きたいのに、実態は飼い主の治療方針の結論を求めてくる傾向がありますよね。
なかなか悩ましい問題ですが、ぜひがんばって下さい。ワンちゃんの快復を心からお祈り申し上げます。

  • 管理人hiroさん
  • 2017/04/11 8:49 PM
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